オーストラリアの地方で永住権が目指せる方法6選+1!を詳しく説明

オーストラリアに永住する方法はたくさんあります。その中でも地方移住(田舎移住)を使って永住権を取る方法はオーストラリア政府も支持してるため需要が高くなってきました。

地方に数年住んで永住権を狙う方法は大きく分けて6つ。

今回はオーストラリア移住を地方から攻略したい方のためになるべくわかりやすく方法を説明していきます。

それでは今日もアツく語っていきましょう!

RSMSビザで永住

まずは定番のRSMSビザ(S187)。このビザについてはネットでもかなり広まっているので多くの方が目指しているビザでもあります。

このビザは地方で就職し、その会社からビザのスポンサーになってもらうことで申請ができます。

永住までは2つの道があり、自分にとって申請しやすい方法を選んでください。(申請ストリームが2つ)

ダイレクトストリーム

会社に就職し、英語力証明をすることが第一の申請条件。
働く職場でのポジションはRSMS用の職業リストに載っていなければなりません。

そのためには、まずご自分の職歴をオーストラリアのものに置き換える作業(技術査定)が必要です。

さらにダイレクトストリームを使った申請ではRCB(regional certifying body)の提出が必要です。これはノミネートされたポジションを持つ労働者がその地域で不足しているかどうかの報告書で移民局に提出します。

オーストラリア政府としては移住希望者よりもオーストラリア人や永住者を優先してほしく、安易に外国から労働者を入れるのを防止するためのものです。

永住権申請までの最短期間は0年(すぐ)です。

RSMSにはダイレクトストリームの他に、テンポラリ・レジデンス・ストリームがあります。それについては下の章で説明します。

S489 → S887ビザで永住

この方法は永住権の申請にS489ビザを経由します。そういう意味ではRSMSのテンポラリ・レジデンスととても似ていると言えます。

S489→S887ビザ経由の大きなメリットは永住権の申請に雇用主のスポンサーが必要ないことです。

S489ビザは技術地方ビザと呼ばれていて、テンポラリービザです。このビザはポイント制ビザの一つで自分の能力をポイント換算して一定以上になるとビザが申請できるものです。技術地方ビザ(S489)ビザは州政府のスポンサーが必要です。

州政府のスポンサー」と聞くといきなりハードルが高くなったように聞こえますが実際はそうではありません。ビザ申請に必要なポイントさえクリアすればスキルセレクトと言われるシステムを使って月1回自動的にポイントの高い人からビザのインビテーションが送られるとっても単純なもの。州政府の役人が一つひとつボクたちの履歴書をチェックしているわけではありません。

永住権(S887)は、S489ビザを取得して2年間地方に住むこと。そのうちの1年は地方にある会社で働くことです。

永住権申請までの最短期間は2年です。

S189ビザで永住

技術独立永住ビザとよばれるこのビザはポイント制の永住権です。このビザでも前の章で説明したS489と同じように自分の能力をポイント換算し65点以上になるとビザの申請資格がでてきます。
S189ビザは州政府・家族・雇用者からのスポンサーが必要なく、自分ひとりの能力でオーストラリア永住が目指せるためポイント制でも屈指の難しさを誇ります。

真正面からこの永住権を攻めると太刀打ちできる人はかなり少数派でしょう。しかし地方に移住しそこで生活をし、学校を卒業することで追加ポイントがもらえます。その結果、かなり現実的に永住権を目指せます。

また、2019年からポイント制ビザの見直しがされ、独身で10ポイント追加など魅力的な内容に。

これまで非常に難しいと考えていたS189ビザですが2019年11月意向に地方中心で攻めるならこのビザも十分狙えます。

永住権申請までの最短期間は0年(すぐ)です。

S482/S457 → RSMSビザで永住

永住権のビザはRSMSですが、このビザには申請条件がダイレクトストリームとテンポラリレジデンス・ストリームの2つに分かれています。ダイレクトストリームについてははじめの章で説明しました。

テンポラリー・レジデンス・ストリームは就労ビザ(ビジネスビザ)を一度もった上で数年働きRSMSを申請する方法です。
これから詳細を説明しましょう!

テンポラリー・レジデンス・ストリーム

このストリームは地方の会社で3年間働き続けた後に申請するタイプです。申請には必ず就労ビザを経由して申請します。

ダイレクトストリームとの大きな違いは2つ。申請に技術査定の必要がありません。技術査定は就労ビザ(TSSビザ/S457)を申請したときにすでに行っているため不要です。

またRCB(regional certifying body)の提出も必要ありません。

テンポラリ・レジデンスはRSMSビザのスポンサーとなる会社で3年働いているので会社でノミネートされたポジションを遂行できるのかどうかをアセスメント(技術査定)する必要がないのです。

永住権申請までの最短期間は3年です。

DAMAで永住

DAMAはDeginated Area Migration Agreementsの略で地方向けのビザだと考えてください。ただ地方(田舎)の中の地域に特化したビザだと言えます。
地方といえどオーストラリアはとても広く、地域ごとに不足して言える職業を一つの職業リストではまとめられません。

このDAMAはまさに地域の実情に合わせてビザの申請条件が作られています。申請のポイントは

  • DAMA指定地域に住む・働く
  • 技術査定をクリア

の2点が主なビザ申請内容です。

このDAMAは地方移住の中でもビザ申請の条件がとても低く、職業によっては英語能力の証明すら必要ありません。それでも永住権が申請できるのです。

また職業リストもかなり広く設定されているのでドライバーやウェイトレスでも永住権が狙えます。

ゼロからのAUS移住にピッタリな田舎移住はDAMAsを経由した方が良い。
ビジネスビザや永住権の中でも経験ゼロから目指せるビザがあります。この方法を使えばレストランや観光業といった今ではビザが取るのが難しい職種でも申請が可能になります。そんな素敵なビザがこれから紹介するDAMA(DesignatedAreaMigrationAgreements)と呼ばれるもの

学生ビザから始める

これまで紹介した地方の永住権を狙う方法3つはどれも技術査定が必要です。(パートナー除く)

ただゼロからオーストラリアの地方に移住する人にとってはかなりハードルが高くなるのも事実。

そこで、よくあるパターンとしては学生ビザからスタート卒業ビザを使って永住権を狙う方法もあります。ただし、何も考えずに学生ビザになっても未来はありません。

これまで述べた地方ビザの条件や職業の概要だけでも理解し、自分の狙う「職業」を明確にする必要があります。

その上でその職業に関係するTAFEや大学を卒業することで技術査定もパスできるのです。

大学を卒業して最大4年住むことが出来る卒業ビザ!
オーストラリアの大学を卒業することで最大4年間の間AUSで働けるビザを取得することが出来ます。それが卒業ビザ。このビザを使ってさらに永住権を目指すことが簡単になります。このビザは授与された学位によって2年〜4年間、オーストラリアに住むことが出来ます

パートナーを探して永住|おまけ

手に職がない、地方に家族もいない。学校に行くためのお金もない。
それでも地方に移住したい方はどうするのか?そうなると地方エリアに住んでいる彼氏・彼女(パートナー)を見つけることが手っ取り早い。

パートナーは事実婚とよばれ社会的には結婚していることと同じとみなされます。最低1年の関係を証明することでパートナービザの申請が可能なのでそれを使うのも手です。また婚約者ビザを使うと比較的すぐにオーストラリアに移住できます。

はじめからパートナービザを狙う方もいますが、ボクはこれをオススメしません。あえて申請条件の高いビザを目指すことでオーストラリア永住はより可能性の高いものになるからです。

すべての移住プランのまとめ

永住権を地方から攻める6つの方法+1を紹介しました。ビザの申請条件もさまざまなのでここで簡単にまとめることにします。

RSMSビザ

雇用主ありき。
働いてから永住権申請がすぐにできるダイレクトストリームを使う。
RCBの提出が必要。
技術査定が必要。

S489 → S887ビザ

ポイント制のビザ。

州政府スポンサーありき。
地方に住む家族ありき。
上にあげたどちらかのスポンサーが必要。

技術査定が必要。

S189ビザ

スポンサーなしで取れるビザ。
技術査定が必要。

S482/S457 → RSMS

雇用主ありき。
3年働いてから永住権申請が可能に。
技術査定が必要。

DAMAs経由

雇用主ありき
技術査定が必要。

学生ビザ経由

大学やTAFE卒業後に上のビザ全部が狙える。

パートナー

彼氏・彼女を探せば申請可能。

オーストラリア移住へのアドバイス

永住ビザを地方で狙うのは難しいか?

これまで紹介したすべてのビザで技術査定が必要になります。技術査定はその職業に関係する大学や資格をもち数年のお仕事経験でパスできるケースがほとんどです。

そこさえクリアすれば後はスポンサーを見つけるだけ。自分が目指す移住までのプランを立て、着々と進めていくことでオーストラリア移住は確実にできます。

無理と諦めずに、まずはとりあえず前に進めてみよう!その心構えが永住への第一歩となるのです。
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