【オーストラリアの現実】情熱を使い働かせる会社と情熱で移住する私たち

情熱ってなんでしょうか?ブラック企業を正当化する言葉なのか?

こんにちは、うめ太郎です!

オーストラリアで就職が決まり、外国人と一緒に働いていた矢先、香港人の同僚が退職しました。

社長は、最終日にその香港人を2度も呼び出し、会社にいてほしいと伝えたそうです。

社長はその後、「情熱のある社員を求めている!」と私に訴えかけていました。

ネットでオーストラリアでは残業がない!と言われているこの場所で、なぜ私達はサービス残業を行っているのか。休日出勤までして仕事を進めているのか。

会社が情熱を求めるワケ

情熱がなければビジネスは成功しない

あくまで、うちの会社の社長の哲学が上記です。

情熱

確かに一理あります。情熱のないところに優れたサービスは創出されないと思うし情熱のないところに革新的なアイデアも生まれないと思います。

仕事に対する熱い想いを持って欲しいということでした。その情熱が会社を大きくし、よいサービスを提供できるとのこと。

ただ、それは会社が社員を安く働かせたい「理由」として使っている所はある。情熱という言葉を使えば多少、無理強いしてももっともらしく聞こえます。

情熱って都合のいい言葉?

一方で「情熱」という言葉は会社側の人間にあまりにも都合の良い言葉に聞こえますね・・・。

しかも、うちのような小さい会社だと、

  • 情熱=残業 or 休日出勤

その頻度と時間に比例していますからね。

私はプログラムが好きだし、そういう仕事に情熱もある。

だけど、残業が出来ない、休日出勤出来ないから情熱がないかのような言い方は納得できないし、この記事を読んでいる人も同じ風に感じることだと思います。

給料は正当に評価されるべき

賃金が払われない仕事の量で情熱の大きさが図られるべきではないと思います。

プレイベートな時間を使って、どれだけ自分の専門分野を勉強しているか、どのように自分を向上させようと努力しているか

そういったところで判断されるべきだと思います。

残業代が支給されず、休日出勤の賃金も支給されず。

私は社長が情熱という言葉を勘違いしている、都合のいいように捻じ曲げていると思えてならないでね。

情熱とは夢に向かってひたすら挑戦や努力をし続ける原動力

私達オーストラリアに移住したい夢をもつ人にとって、その夢こそが情熱の源なのではないのでしょうか。

情熱で移住を成し遂げられる

私はそういう気持ちで、会社から「要求された情熱」を「自分の夢への情熱」で受け止め勧めてきました。

ビザをサポートしてくれるかもしれない。夢を達成できるかもしれない。その情熱さえあれば夢は達成できると思います。

そして、事実、2020年にオーストラリアの永住権が取れました。今思えば、ブラック的な情熱を自分の夢への情熱に取り込んでいったからだと思います。

そして、絶対に諦めないど根性的な部分ですかね!

これがオーストラリアの現実

オーストラリアではビザが欲しい人を「利用」するような会社があります。そういう求人すら実際にある。

「ビザや永住」という美味しいエサで労働者を呼び込む、この国の発展からしてもそういう情熱を利用している所は否定できないのではと思います。

私はこれまで一度転職しましたが、2社目もビザが欲しい人を進んで雇用しているようでした。その理由というのも会社を「辞めない」からです。

オーストラリアの永住を成し遂げるには、この2つの情熱が磁石のように惹かれ合うチャンスに巡り会えるかどうかかもしれません。

オーストラリアに永住したいと思う全ての人に幸運を。

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