北海道情報大学の通信課程を徹底的に解説!【主席→海外移住した】

こんにちは、北海道情報大学の通信制を主席で卒業した、ウメ太郎です!

しかもその後、通信制の学歴を使ってオーストラリアに永住もしました。ほんとうに当時はお世話になりました!

今回は、北海道情報大学の通信課程を考えている方に参考になるように、大事なポイントをサクッとまとめました。

それでは今日もアツく語り合いましょう!

通信課程を主席で卒業したボク

主席で〜は、たぶんです!ちなみに平均GPは3.1でした。
大学側もわざわざ君が主席だよなんて言ってくれませんからねぇ。

ただ、そう思ったポイントは2つ。

ボクは3年次編入でストレートに2年で卒業しました。卒業式で事務員の方から通信課程で予定通り卒業できる人はほとんどいないと言って頂けたんですね。

加えて、北海道情報大学から「非常に優秀な成績を収めたので」と前置きがありつつ、インタビューさせてほしいと連絡がきたのでこれは、そういうことか!

と思ったわけです。

通信課程を主席で卒業したのは「あたらずもとおからず」だと思っています。

そんなことはさておいて、さっそく北海道情報大学、通信課程の中身を見ていきましょう!

北海道情報大学って?

北海道情報大学は1989年に情報技術を中心とした科目を設置した日本の私立大学です。通信課程はその5年後に始まりました。

北海道情報大学の通信課程の特徴は遠距離教育(ディスタンス・エデュケーション)を全国に先駆けて初めたところですね。

通信制の中身

通信課程では学生の目的に応じていくつか提供されています。ボクは学位が取れる正科生Aを選択しました。

正科生A

正科生は学士の学位が取れます。入学前の最終学歴や別の大学の通信課程に在学していた場合は2年次、3年次編入ができます。

科目等履修生

学位はとれませんが、自分が学びたい科目だけを履修できるので最新の知識を手に入れたい!などのときににはもってこいの選び方です。

正科生B

こちらの正科生は提携している専門学校と通信制を併用しながら学習を進めます。卒業時には「専門士の学位」と「学士の学位」が授与されます。

通信制で選べる学科

経営ネットワーク学科とシステム情報学科から選べます。ボクは海外移住する夢が合ったのでITに特化した学科を卒業する必要があり、システム情報学科を選びました。

学科の選択は慎重にして下さい。学科によっては履修できる科目に制限があるので学べない科目があります。

経営ネットワーク学科

経営ネットワーク学科では経営学と情報技術について学べます。現代では会社の発展に情報技術は不可欠との考えから生み出された学科です。

経営をする上で、どの部分を情報化し効率化するのかなど基本的なことから学べます。

ボクは経営にも興味があるのでもし通信制大学にもう一度行くならこの学科にしたいですね。

システム情報学科

システム情報学科はおもに情報技術について学べます。最先端の情報技術を学ぶことでシステムエンジニア(SE)に不可欠な知識を学びます。

通信制の仕組み

北海道情報大学の通信制は単位を取るために印刷授業とインターネットメディア授業、スクーリングが選べるようになっています。

印刷授業はすべての科目に対応していますが、その他のインターネットメディア授業、スクーリングは対応していない科目があります。

単位は1年の前期と後期の終わりごろに試験があるので、最寄りの試験会場に行き、テストを受けることで単位が確定します。

さてそれでは一つづつ説明していきます!

印刷授業

教科書と学習用プリント(問題集のようなもの)を使い勉強する方法で基本的には「紙媒体」と向き合いながら学習を進めます。

教科書を読み、学習プリントを進めて、分からないことはインターネットで調べるか、担当の教授に質問します。

それに加えてレポート課題を大学に送ることも必要です。

ちなみにこの学習プリント、自分が選択した科目に関係なく全部一括で送られてきます。

インターネットメディア授業

オンラインで動画を見ながら学習を進めていく方法です。

教授や講師がまさに目の前で授業を進めているかのような雰囲気を味わいながら、学べるので授業が理解しやすく、学習の効率が良いです。

科目ごとに20,000円を追加で支払います。

スクーリング

1年に2回(夏季・冬季)にある会場に行ってリアルに授業を受けて単位を取得する方法です。

スクーリングの期間は2週間から3週間の時期があります。

スクーリングの最後には単位取得をする試験をパスしなければなりません。

通信制を選んだ理由

通信制の大学を選ぶメリットは場所と時間に問わられない形で勉強ができること。

自分のライフスタイルに合わせて大学の勉強をし、学べるのは楽です。

ボクがあえて北海道情報大学、通信学部を選んだのは大きく次の2つです。

海外でも使える学歴

北海道情報大学の通信はオーストラリアの技術査定で大学として認めてもらえる
ボクが北海道情報大学の通信課程に入ったのはオーストラリアの移住に学士の学位が必要だったからです。通信制の大学は社会の認知も低く軽く扱われるかと思っていたのですが調べてみるとオーストラリアでも大学として正当に評価してもらえることがわかりました。

さすが、歴史ある大学は違いますね。

その他、放送大学も調べてみましたがコチラは情報不足で国際的に大学として認めてもらえない可能性があると思いました。

世界でも大卒と認めてもらえる北海道情報大学に入学することは通信でもメリットがあると言えます。

勉強は世界中どこでも!

たとえばワーキングホリデーや長期の観光で海外に住みながら北海道情報大学通信課程を卒業できます。

場所の制限を受けない通信ならでわのメリットをふんだんに使って自分のやりたいことと並行して卒業できるのはうれしいですね。

学費は通学生の4分の1

2年間の学費は664,000円!

ボクは大阪にあるECCコンピュータ専門学校を卒業していたので北海道情報大学には3年次編入できました。この場合、最低2年間の在籍で卒業できます。

その2年間の学費は664,000円。あとでも説明しますが、スムーズに通信制を卒業するこれくらい必要ですね。

全ての単位を印刷授業だけで進めると、半分の374,000円で卒業できます。

学費以外で掛かった費用は、試験をうけるのに必要な

  • 交通費
  • 宿泊費
  • 食事
  • そして授業料の振込手数料

ですね。

ちなみに、ボクは東京に住んでいたので試験会場までのアクセスは電車。交通費と振込手数料合わせて7000円くらいで済みました。

学費費用
入学金107,000円
選考料10,000円
3年次 前期60,000円
3年次 前期 メディア70,000円
3年次 後期60,000円
3年次 後期 メディア65,000円
4年次 前期77,000円
4年次 前期 メディア60,000円
4年次 後期60,000円
4年次 後期 メディア95,000円

* メディア授業料はインターネット・メディア授業のこと
合計:664,000円

学費を低くする学習スタイル

学費を押さえるなら印刷授業を中心に学習をします。

その場合、学費は

  • 4年制で60万程度
  • 3年時編入で30万程度

卒業優先する学習スタイル

卒業を優先する場合はメディア授業を中心に学習を進めます。メディア
その場合、学費は

  • 4年で120万程度
  • 3年時編入で70万程度

でしょうか。

授業料は毎年、前期と後期に分けて支払います。4年間に在籍する場合は合計8回支払います。

印刷授業だけで学習を進める場合は、1回の支払いは、8万円弱です。

また、その他の学費にかかわる部分では「入学金」や「選考料」があり3万円ほどになりますが、ワンオフ(1回限り)の支払い。

やっぱり通信制は安い!ですね。

在学最低年数

通信課程では最低限、大学に在籍しなければならない年数があり、1年次から入学の場合は4年、3年次編入は2年と決まっています。

最低の在学年数で通信制大学を卒業できるのかはしっかりとした学習計画で決まります

卒業までに必要な単位は124単位。そこから逆算して各期ごとに何単位取得すればいいのかを考え、簡単な科目を先に履修しました。

通信の場合、教えてくれる教授や講師がいないので、それに代わるメディア授業を積極的に組み込むことも大事。メディア授業は1科目2万円が別途掛かるので、このあたりはお財布と相談でした。

つまるところ以下に効率的に大学の科目を学習できるかが需要です。そしてそのために学習計画を立てるのはキホンのキホンです。

主席で卒業したボクの勉強法

IT業界といってもアカデミックな部分は専門外
ボクは北海道情報大学の通信課程に入学するときにすでにIT業界で9年の経験を持っていました。しかし、だからといって大学の科目について行けたのかというと全くそんな事はありません。画像処理や人工知能、そのたソフトウェアの開発手法やERPなど全くの専門外な科目も多々ありました。

それはそうですよね。卒業までにおよそ60科目程度取るわけですから、ほとんどゼロからのスタートです。

業界未経験者とほとんど同じなわけです。

通信制は仕事とプライベートとのやり繰りをどうするか。試験勉強の対策を意識しながら日々の勉強を進めていけばストレートに卒業することも夢ではありません。

卒業することに集中する

できるだけスムーズに卒業したければ、インターネットメディア授業に対応している科目をできるだけ多く取りましょう。

印刷授業は教科書を読み進めていくので理解力が必要です。かつ勉強時間が長くなる傾向があるのでスピードを意識した場合には不向きです。

節約したい気持ちはわかりますが、お金は使って価値が出ます。ボクもその辺りは割りきってインターネットメディアをなるべく受けるようにしました。

それでは細かく見ていきます!

学習計画を立てる

卒業までの学習計画を立てることが一番大事。北海道情報大学の通信課程では試験の回数が決まっており、年2回(前期と後期)だけです。

自分が卒業までに取得しなければならない単位の数から逆算して学習を進めます。

たとえば、卒業までに34科目必要であれば、前期に終わらせる8科目、後期に終わらせる8科目を決めておきます。

インタネットメディア授業は半分取る

卒業までの大筋がきまれば、後は具体的に履修する科目を選びます。オススメはインターネットメディア授業を全体の半分受けること。

実際の教授が講義をしている動画を見ながら学習を進められるのでとっても理解しやすいです。さらに何度でも巻き戻しができるので、わからないところは分かるまで見れます。

この時に動画を見ながらノートにまとめるクセを付けて下さい。試験当日にノートを持参できるのでポイントをまとめていけば試験に回答できるので合格の確率が上がります。

印刷授業は読む、書くがキホン

授業料だけを見れば印刷授業はとても安い。

お金を押さえながら北海道情報大学を卒業したい人は印刷授業を中心に科目を選択するかもしれません。

その際は、まず教科書を必ず最後まで読み切って下さい。その後、学習プリントを見ながら答えていき、ノートにまとめます。

特に学習プリントの内容は試験に出る傾向があるのでかならずノートに書き写しておきましょう。

教科書は3回読む。

大学ですからカンタンな言葉で教科書は書かれていません。ボクも「知識マネージメントとその応用」とよばれる科目の教科書はまるで呪文のように書かれており意味不明でした。

ただ、そんな難しい本でも5回読めば意味が大体わかってきます。

教科書を読んで分からなければ最低でも3回は読むようにしましょう。

とくに、「音声情報処理」「オペレーティングシステム」「人工知能」「知識マネージメントとその応用」の科目は難しいので何度も教科書を読むことで試験をぱすできます。

通信制の試験対策も

通信制の大学で一番の悩みは卒業できるかどうか。北海道情報大学の通信制は試験対策用のSNSがあるので効率的に勉強できます。

その名も、北海道情報大学科目試験対策 研究会。ソーシャルネットのサイトで、過去問を共有しています。

試験問題のテスト用紙は持って帰れないので、記憶を頼りに有志たちが投稿しているようで実際の試験がそのまま出るわけではない。

実際にそのサイトで勉強して試験を受けてみると似たような問題は結構出題されていたので使えます。

仕事で毎日、日付が変わるまで働いている社畜の身としてはとても嬉しい最強の試験対策サイトです。

ありがとう先人たち。

通信制の卒業は6年〜7年が普通

通信制の卒業生は全国で、正科生AとBを合わせて300名ほど。正科生Aの卒業生は4年制を選んだ場合、ほとんどの方は6年〜7年は掛かるそうです。

しかも、そもそも卒業すら諦めて辞める人たちが圧倒的大多数とのこと。

だから、ボクみたいに3年次編入で2年で卒業(最短)できたのはかなり珍しいらしく、お話をした教授も驚いていました。

北海道情報大学の通信課程に限らず、通信制の大学はモチベーションをいかに維持するのかが大事ですね。

卒業式に出席することも可

通信課程でも卒業式はあります。ただ、出席は自由。

ボクの場合は大学に卒業した何か雰囲気を感じたかったので卒業式に出席しました。

卒業式の会場は全国にいくつもあり、自分で選べます。

本会場は北海道にある北海道情報大学です。

北海道情報大学の卒業授与風景をモニターを通して見ましたがやっぱカッコよかったですね。

その他、メリットを考えてみました。

卒業式に参加するメリット

北海道情報大学の卒業式に出席する利点は確実に19日に証明書を受け取れること。

大学から送ってもらうには日数がかかります。さらに不測の事態もありますよね。郵便を捨てた残酷な配達員もネットで流れていましたし。

そういう意味では自分で直接受け取るのが確実です。

卒業式会場は選べる

出席地は東京だけではなく全国の教育センターで卒業証書を受け取れる場所を選べます。

ボクは東京で試験を受けて、地元大阪の大阪教育センターで通信課程の卒業証書を受け取りました。

卒業式、当日の流れ

北海道情報大学の卒業式は通学生と通信教育部が合わせて行われます。

タイムスケジュールは以下の通りです。

  • 10時~11時半
    北海道情報大学の本学で、学位授与式。モニター越しに見ます。
  • 11時半~12時
    全国の各教育センターで学位授与式。
  • 12時~13時
    卒業証明書・成績証明書の配布。

卒業証書・成績証明書を受け取ると、無料のお食事会があります。参加は自由でボク以外の全員が不参加でしたね。

ちなみに、お食事会のお弁当は、めちゃくちゃ良いお弁当です。たぶん2000円以上はするんじゃないのか?っていうくらいのホッペがとろける美味しさ。

卒業証書を貰って返っていった方々の分まで頂きたかったです。


話がそれますが、11時から始まる大阪教育センターでの卒業式に参加した方は30名でした。ただ、通信課程の正科生Aの卒業生はボクとあと一人だけでしたね。

のこりは全員、正科生Bでした。通信課程で卒業するのがいかに難しいのか物語っている情報だと思います。

通信制の余談!

大学の学位授与式では卒業生は1000人近くいました。うち二人はキラキラネーム。(宇宙と書いて、コスモくん。勝利と書いて、しょうり君。しかも共に欠席)

通信制の卒業生は総勢で300人近くいました。

年齢層は22歳前後が多かったです。

最後に、大学院への道や海外移住も

北海道情報大学の通信課程から大学院で引き続き学ぶ選択肢もあります。

さらに、ボクの私事になってしまいますが、オーストラリアのビザ申請に必要な大卒としても認めてもらえるのが北海道情報大学の通信課程です。

通信課程は社会的な受け入れ度が低いですが、それは日本だけの話。

海外では想像もできないくらい広大な土地に住んでいる人たちがいて、そんな方たちにとては通信制で大学に入るのは全くの普通です。

ボクは中卒から北海道情報大学の通信課程に入り、オーストラリアに移住しました。通信課程で学んだ知識以上に、卒業のためにやり抜く力はアナタの未来を大きく変化させると思いました。

通信課程で圧倒的大多数が自主退学するなか、卒業まで粘り強くがんばれた方は、それだけで自分の未来を大きく変える力を手にしているのです。

ありがとうございました。

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