【飲酒事情】オーストラリアでの飲酒にまつわる話。【お酒に寛容すぎます】

こんにちは、うめ太郎です!

オーストラリアほど飲酒に対して易しい国は珍しいと思います。

一人あたりのアルコール消費量が世界ランキング16位と上位なことからもお酒が生活に欠かせない飲み物になっていることは間違いありません。

日本と違うお酒事情にちょっと詳しくなると楽しさも倍増します。

今回はそんなオーストラリアの飲酒にまつわる話について考えていきます。

それでは今日もアツく語り合いましょう!

オーストラリアはお酒好き

オーストラリア人はめちゃくちゃお酒が好きです。職場によっては毎週金曜日に真っ昼間からビールが支給されることもあります。

特に女性のアルコール消費量が世界でトップ10にランキングされていることもありガブ飲みが普通です。

ほろ酔いしながら仕事をするので皆さんめちゃくちゃミスします。社長も酒のんで楽しめと言ってくれるのでこれがオーストラリアかとびっくりしていました。

お酒が買える場所

そんなオーストラリアもお酒の買える場所は限定されていて日本のようにコンビニや自動販売機で売られることはありません。

お酒専門店でしかアルコール飲料を手に入れられない法律が定められています。

お酒が買える場所はColesやWoolworthがある場所なら必ずと言っていいくらいある専門店が2つあります。

BWS

Liquorland

で買えます。

お酒を買う時に年齢確認がされる場合がありますが、明らかに若い人に限ります。ボクのように明らかにおじさんの人に対しては確認がスルーされますね。

お酒を持ち込んで節約

BYOについてご存知でしょうか。Bring Your Ownの頭文字を取ったものでレストランにお酒を持ち込める考え方です。

お酒を持ち込めるのでレストランの店内で買うよりも安く飲めるのがメリットですね。

日本だとお店側にとって食事の利益は少ない分、お酒で稼ぐスタンスですが、オーストラリアは外食の金額が一品20ドル〜40ドルと冗談か?と思える金額で提供されるのでお酒で利益を伸ばさなくても良いのです。

お店で安く飲みたければBYOで持ち込むのがオーストラリアで一般的。まったく恥ずかしい事ではありません。

ただ、マナーとして入店時にBYOができるかどうか確認してくださいね。

お酒が飲める年齢は

男女共に18歳からお酒が飲めます。オーストラリア人だけでなく、オーストラリア国内に住んでいる日本人も含めて全ての人が18歳から飲めます。

飲酒量によって車の運転も可能だが

オーストラリアでは血中アルコール濃度が0.05以内であれば飲酒後も運転が可能です。

お酒はアルコールの量を「スタンダード」で表します。1スタンダードはアルコール10gに相当します。

これがどれくらいの飲酒量かと言うと、初めの1時間は2スタンダード、それ以降は1時間に1スタンダード分の飲酒が飲酒運転できる0,05以内に収まると言われています。

もう少し具体的な説明をすると、アルコール度が3.5%のビールを、小グラス(285ml)1杯飲める感じです。一般的なワインだとグラス(100ml)で一杯ですね。

お酒の専門店では全てのアルコール飲料に、スタンダードが記載されています。このラベルを見ながら飲む量を調節するわけです。

グラス部分に記載されている数字がスタンダード量です。

もっといろいろなグラスやお酒の種類で飲める量を計算したい!という方は、DrinkWiseで飲酒量が参考になると思います。

日本人の半数は飲酒運転ができない体質

アルコールの分解力は人種や体格、性別によって変ってきます。とりわけ日本人は欧米人に比べて体格が小さく、体重も少ないので分解力は低い

さらに日本人や中国人などアジア人はモンゴロイド人と分類できますが、およそ半数の方はアルコール分解力がとっても弱いです。

ご自分がお酒に酔いやすいかどうかはご存知だとおもうので、酔いやすい体質であればビール一杯でも飲酒運転料の0.05に満たしていないと考えるべき。

またお酒に酔いにくい人でも欧米人と比べて分解力が劣るので1時間にグラス半分くらいにしておくのが安全でしょう。

法律的にお酒の取り扱いは厳しい

お酒を販売するにはRSAと呼ばれる資格が必要です。ワーキングホリデーや学生ビザの方がお酒の販売店で仕事をする場合はまずはRSAの資格を取りに行きましょう。

また、お酒の販売は夜22時までとされています。それ以降は販売ができないので注意が必要です。

野外での飲酒は不可です

お外での飲酒は法律で禁止されています。当然、海辺で夕焼けを見ながらお酒でもなんてこともできません。

飲酒検問は拒否できません

一部の記事では飲酒検問を拒否できると書いている記事もありましたが、そうでもありません。

飲酒検問はBreath Testと呼ばれ酒気帯び運転の可能性があると警察官が判断した場合は強制的に検問できることになっています。

たとえば、車からお酒の匂いがするなど、「明らかな酒気帯び」があれば強制できるのですが、その判断はする側次第。お酒の匂いが無くても警察官がすると言えば白いものでも黒になります。

さらに、Random Breath Testと呼ばれる一斉飲酒検問もされており、その場合は全員が対象なので検問を拒否できません。

拒否した場合は罰則があり、最悪のケースはビザがキャンセルになる場合もあるので安易な行動はやめたほうが良いですね。

飲酒からみの罰則が強化ぎみ

飲酒運転で交通事故に巻き込まれるほど悔いが残るモノはありません。

NSW州では交通事故を起こした5人にひとりが許容量を超える飲酒運転だと発表しました。それを受けて、飲酒に関する罰則が強化されその場の警察官の判断で一発免許取り消しにすることができるようになりました。

今後は少しづつ飲酒からみの罰則が強化されるのでしょうね。

最後に、飲んでも飲まれるな

オーストラリアはお酒に対して易しい国だと思います。

年齢も18歳から飲めることや飲酒運転もアルコール度によっては認められているなど、飲む側には好都合なことばかり。

ただ、これらの法律はアルコール分解量が多いオーストラリア人が飲酒することを前提に作られていることを頭に入れておくべきです。

日本人の半数は分解力がとても低いので飲酒に対して同じ考えを適用すると検問に引っかかった時に痛い目に合うかも知れません。

大事なのは法律がうんぬんではなく、もしものためにリスク管理する行動ではないでしょうか。

ありがとうございました。

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