オーストラリアの移住先はどの都市がベスト?州ごとの雇用者数から考える

オーストラリアに移住すると決めたけど、どこにすれば良いのか?ボクも移住地を探すのには苦労しました。

ビザのスポンサーを探すという観点で見れば仕事の機会がたくさんある州が移住先にはいいのではと思います。となると、州ごとの雇用者数を見ればどれだけその州が発展しているか分かるはず。

そこで今回は州ごとのフルタイム労働者数をランキングにすることで、どの州が移住に適しているのか考えてみることにしました。

それでは行ってみましょう!

働く人が多い=ビザが取れる可能性

オーストラリアに何年も移住しようとするとそれなりのビザが必要です。数年程度の移住であればビジネスビザ、ずっと住むなら永住権と分かれますね。

たくさん働いている人が多い州はそれだけ会社があります。会社があるという事はビザのスポンサーになってもらえる可能性が高いと考えられます。

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それでは移住しやすい州をランキングにしていきます。

州ごとの働く人数ランキング

こうして移住しやすい州(ビザのスポンサーを見つけやすい)をランキング形式でまとめてみるとそれぞれの州の魅力もわかりやすくなります。

8位|ノーザンテリトリー

首都:71,949人
地方:30,758人
全体:102,707人

オーストラリアで一番発展していない地域がノーザンテリトリーです。こんなに広い地域にたったの10万人しか働いていないのは少ないですね。しかもその7割は首都であるダーウィン。

ノーザンテリトリー政府に移住するならダーウィンです。

7位|オーストラリア首都特別地域

首都:205,636人

このエリアはオーストラリアの首都です。あまりにもエリアが小さすぎてMapで見ると場所が「点」にしか見えないので拡大したのが画像左側です。

こんな小さな地域に約20万人が働いています。

6位|タスマニア州

州都:99,185人
地方:117,395人
全体:216,580人

オーストラリア大陸の右端にちょこんとあるのがタスマニア州。州都のホバートにおよそ9万人が働いています。

タスマニアではたらく人の半分以上は州都より外側の田舎エリアです。となると移住しやすいエリアはタスマニア州全域と考えられます。

5位|南オーストラリア州

州都:587,820人
地方:158,302人
全体:746,122人

南オーストラリアから労働者の数がこれまでの州より2倍以上も多くなりました。医療や学校のことも考えるとこの都市あたりからが良いと思います。

州都のアデレードにはおよそ60万人が働いています。

オーストラリアの移民法ではこのこれまで紹介した州にアデレードを加えた地域が人口が少ない地方エリアと言われています。

南オーストラリアは地方都市の中では移住の場所として人気が高まりつつあります。これはそれなりの規模の都市でビザの条件も易しいからです。

4位|西オーストラリア州

州都:922,292人
地方:235,428人
全体:1,157,720人

西オーストラリアは120万人が働いています。そのうち州都のパースには90万人が集まっており、全体の8割がパースで働いていることが分かります。

2018年にパースは地方エリアから大都市と格上げされています。

次のページ > RSMSがパースの主要都市から外れました。

3位|クイーンズランド州

州都:1,076,950人
地方:1,059,519人
全体:2,136,469人

クイーンズランド州ではおよそ210万人が働いています。4位の西オーストラリアと比べて2倍。ボクの感覚ではクイーンズランドから大都市だと思っています。

州都のブリスベンではおよそ100万人が働いています。

2位|ビクトリア州

州都:2,117,558人
地方:618,588人

全体:2,736,146人

ビクトリア州はオーストラリアで2番目に発展しています。州都のメルボルンで働く人数は210万人。かなり多いですね。

1位|ニュー・サウス・ウェールズ州

州都:2,276,176人
地方:1,104,164人

全体:3,380,340人

おめでとうございます。見事1位に輝いたのはニュー・サウス・ウェールズ州。州都のシドニーでは230万人が働いています。

仕事を探すという視点から見てみるとニュー・サウス・ウェールズは移住にふさわしい州と言えます。その反面、競争も激しいのでそれなりのスキルは必要とされるかもしれませんね。

移住についてのアドバイス

州都ごとの労働者数

上の図はそれぞれの州の州都で働く労働者の人数をグラフにしたものです。こうして見るといかにシドニーとメルボルンが大都市なのかがわかります。

移住にベストな地域は人それぞれですが少なくてもその州や地域で働いている人が多いということは、仕事の機会が多く、ビザのスポンサーを見つけやすいので大都市を選ぶのは手です。

ただココ最近の移民法の動向を見ていくと政府は人口が少ない都市に移民を移住させようとしていることが分かります。

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2019年の11月には新しい地方向けビザが始まる情報もあり、さらに職業リストが大幅に緩和されるDAMAsの地方地域も増えている事を考えると、地方への移住もアリ。

「就職のチャンス」か「ビザの難易度」どっちを取るのか悩ましいですね。

今回の情報元はIndustry sector of employmentを参考にしました。

オーストラリアに移住したいと思う人に幸運を。

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