オーストラリアの給料は高い?業種ごとの年収と中央値を総まとめ!

オーストラリアの年収はどの業種で比較しても高い。移住を考えたときに年俸のよい仕事につきたいと考えるのは当然でしょう。そこで今回は業種別の年収をまとめました。

まとめた年収は業種ごとの中央値なのである程度の「幅」はありますが自分の進路を考えるときに参考になります。

それでは今日もアツく語っていきましょう。

かんたんに年収が知れるサービス

オーストラリアではPayScaleを使って簡単に業種ごとの年収を調べられます。日本では賃上げ交渉はあまり馴染みがありませんが、オーストラリアでは毎年のように給料を上げるネゴシエーションが行われています。

会社としても、「年収を上ろ」と言われてもどれくらいの金額なのかその年俸が業界で普通なのか調べるときにもPayScaleは使われています。

外部リンク: Job Index (Australia)

参考までにボクの年収の中央値は?

ボクは就労ビザ(S457)を申請したときにスポンサーからノミネートされたポジションはWeb Developerでした。さっそくWeb Developerの年収を調べてみます。

年収の中央値 AU$69,198

ボクの年収 (秘密)と比較してみてると真ん中より上なのでそれなりに評価してもらえていると分かります。

中央値より低い年収のワケ

ご自分の年収をPayScaleで比較してみて中央値より低ければ考えられることは

  • 経験年数が少ない。
  • 不当に安い。
  • 小さな会社

の3つが大きな理由でしょう。

最近では移民希望者の弱い立場を利用して日本顔負けのブラック企業も問題になってきています。給料の未払いや最低賃金以下で働かせているところなどはこの先にFair Workのガサ入れが入るとビザのスポンサー取り消しもあるので注意が必要です。

小さな会社の場合は安い外国人労働者を使って経営を成り立たせている面もあるので、お仕事の経験年数がシニア級でも年収が中央値より低いからといって「不当に安い」わけではありません。むしろそういう会社こそビザのスポンサーになってもらえるので歓迎するべきでしょう。

中央値より高い年収の理由

年収を比較してみてご自分の年収が業界中央値より高いことはとっても良いことだと言えます。ただし会社経営が悪くなるとクビを切られる可能性もあるのであまりに高い年収を求めるのは避けたほうがよいでしょう。

年収は州ごとに開きがある

年収のレンジ(幅)は都市や州ごとに差があります。一般には人口の大きな都市ほど移住希望者やオーストラリア人が集まるので給料が高くなる傾向です。

業種ごとの年収

さて前置きが長くなりましたがここからは業種ごとの年収を公開していきます。オーストラリアに移住する前に自分の目指すべき業種の一つの目安にしてください。

全ての業種を比較することも考えましたが、仕事から移住を目指す方に参考になるように「人気の業種=需要がある」を紹介することにしました。

会計士

Accountantの年収

会計士 (Accountant)の年収、中央値はAU$56,750です。会計士は企業の経営報告をまとめるのがお仕事。会計士でビザを取ることは難しくなってきました。S189を申請するにも必要ポイントは80が最低ライン。

この背景にはオーストラリアの景気が悪化しているので新しく会社をおこす数が少なくなってきていると考えています。

関連記事: オーストラリアで会計士から永住権を目指す方法!デメリットも

管理スタッフ

Administrative Assistant

管理スタッフ (Administrative Assistant)の年収中央値はAU$46,579です。管理スタッフのお仕事内容は会社の在庫や進捗、労働者の管理などさまざま。

ベーカー

Bakerの年収

パン職人(Baker)の年収中央値はAU$51,226です。オーストラリア人はパンが主食?と思うほどパンを食べます。ベーカーはそんなパン作りに関わるお仕事です。

一昔前まではBakerで永住権を狙えたときもありましたが今では難しくなりました。

歯科衛生士(アシスタント)

Dental Assistantの年収

歯科衛生士 (Dental Assistant)の年収中央値はAU$45,401です。アシスタントですが給料はまずまず。この仕事は実際にはオペをしません。

チャイルドケア

Childcare Workerの年収

チャイルドケア (Childcare Worker)の年収中央値はAU$40,523です。チャイルドケアは保育所や幼稚園で子供のケアをする仕事です。ノーザンテリトリー州ではチャイルドケアでRSMSを申請できます。

移住へのアドバイス

業種ごとに給料の差がありますが、最低と最大の給料の差はおよそ1.5倍から3倍と幅があります。

就職に有利な職業はなにか?と考えると年収が高い業種が一番です。年収が高いということはより専門知識が求められるので「誰でも」がなれる職業ではありません。

つまり競争が比較的少なく、需要がある業種と言えるでしょう。

スキルセレクトを経由して永住をめざすときには技術査定に強い職業を選ぶのも一つの手です。給料が高く、オーストラリア全域で需要がある職業でもあります。

オーストラリア移住を目指す時、そういった職業は永住の面からも強いのです。

それに上手なスポンサー探しの方法を合わせることでオーストラリア移住もぐんと可能性が高くなります。

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